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平成23年度女子日本代表チーム 第3次強化合宿(ヨーロッパ遠征) 第1戦 vsスペイン

2011年5月27日

 平成23年度バスケットボール女子日本代表チームは、5月22日(日)に第3次強化合宿(ヨーロッパ遠征)に出発し、スペイン・アビラに滞在しました。
 アビラは海抜1000mを越える高地で、低酸素状態の中のトレーニングを実施。滞在3日目の5月25日には、スペイン代表との練習試合を行いました。スペイン代表はFIBAランキング5位で、昨年のFIBA女子世界選手権3位の強豪。世界選手権での対戦時は、59-86で日本が敗れている。

 日本は昨年の世界選手権出場組である#5鈴木、#8高田、#18石川に加え、初の実戦となった#16大庭、#21久手堅の布陣でスタート。
 序盤、日本はサイズで優位なスペインに対し、互角の立ち上がりを見せる。一進一退の攻防を続け、前半は36-35と互角の展開で折り返す。しかし後半に入ると、日本は3Pシュートこそ決まるが、2Pシュートやフリースローを決めることができない苦しい時間帯となる。一方、スペインは持ち味の高さと身体の当たりの強さを活かし、リバウンドを量産。着実に得点につなげて点差を広げていく。終盤、ようやく日本のシュートが復調し、加点するが追い上げには及ばず、結局54-74の20点差で試合終了した。

 昨年の世界選手権出場メンバー10名を擁し、高さとパワーで勝るスペインに対し、日本はリバウンドを奪えず、またファウルがかさみ相手にフリースローの機会を多く与えてリードを許してしまった。しかし、日本代表候補初選出の#16大庭が3Pシュート4本を含むチームハイの14得点を挙げるなど、若手選手の活躍がを見られた。

 日本代表チームは26日にマドリッドへ移動し、5月30日にFIBAランキング12位のカナダ代表と遠征第2戦目を行う予定である。