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【レポート】“たこやき”フォーメーションで2年連続メインコートへ

2018年3月31日

 決勝に進むまでが実力であり、その先は少なからず運も左右する。スポーツにおいてよく言われる話であり、「第31回都道府県対抗ジュニアバスケットボール大会2018」決勝戦は男女ともに延長戦にもつれるほど実力は拮抗していた。ほんの少しだけ男子・岡山県と女子・千葉県に運が味方し、勝利の女神が微笑んだ。敗れはしたが、2年連続決勝進出を果たした女子・大阪府は十分その実力を示すことはできた。悔し涙を流した大阪府ではあったが、「メインコートに立つ」という目標を達成したことは胸を張れる結果である。

 大阪を引っ張る④辻畑有咲選手と⑤前田心咲選手は1年生だった昨年も出場。④辻畑選手はポイントガードとしてチームを引っ張り、⑤前田選手は準決勝の秋田県戦で16点を挙げ、決勝へ導く原動力となった。千葉県との決勝戦、どちらも譲らず1点を争う展開だった残り3分、④辻畑選手が足を負傷し、交代を余儀なくされた。その窮地を救ったのが1年生、⑭松田珠奈選手だった。

report180330a ベンチから市川藤乃コーチが、「たのしめっ!」と檄を飛ばす。その声にしっかり反応した⑭松田選手は積極的にアタックし、55-53と逆転シュートを決めた。しかしラストプレイは、千葉県⑦西 ファトゥマ 七南選手にリバウンドを押し込まれて59-59。同点のままブザーが鳴り、延長戦に突入する。決着をつけるたった3分の延長戦だが、その間に⑤前田選手も足を痛めてしまい、ここで戦線離脱。チームメイト、そして1年生たちもエースの穴を埋め、逆転を目指してがんばったがあと一歩及ばず64-67で敗れ、今年は勝利の女神が微笑んではくれなかった。

 昨年は④辻畑選手と前田選手、今年は⑭松田選手とともにスタメンで起用された⑬石原若葉選手、決勝戦で13点を挙げた⑮横山 智那美選手と3人の頼もしい1年生が経験を積み、来年が楽しみである。

 試合後、⑭松田選手は「優勝を目指し、勝つことしか頭になかったので、攻める気持ちでコートに立ちました」と逆転を呼び込んだシュートについて振り返る。「でも、最後に負けたのは悔しいです」と涙を見せた。様々な中学から集まった選抜チームであり、先輩たちからは「スクリーンアウトの足の入れ方やリバウンドの取り方、ルーズボールの体の入れ方など」いろんなことを吸収できる機会でもあった。

 経験者である⑤前田選手は言う。
「昨年は先輩に頼っていた部分がありましたが、今年は自分が絶対にやると思っていましたし、立場も変わって気持ちの面では成長できたと思います」
 悔しいながらも貴重な経験ができた⑬石原選手、⑭松田選手、⑮横山選手は今後の努力次第ではあるが、来年こそリベンジできるチャンスは残っている。

 毎年1年生を起用する大阪府だが、「1年生だからというわけではなく、がんばって選ばれた選手がたまたま1年生だっただけです」と市川コーチは言うとおり、経験者であっても選考会で実力を示さなければならない。⑭松田選手も来年へ向けて「3Pシュートの確率を上げ、ドライブの体の入れ方をもう一回見直し、極めていきたいです」とさらなるレベルアップをして戻ってきてくれることを期待したい。

 試合中、市川コーチは「たこやきっ!」とコールするフォーメーションに思わずベンチを見てしまった。市川コーチにネーミングの由来を聞くと、「大阪らしい名前に変えてみようかな」とのことだ。試合中、「たのしめっ!」と檄を飛ばしたのも単にリラックスさせるわけではない。
「気持ちの部分で負けるなということはずっと言ってきました。それが楽しさに変われば、あのような大事な場面でもきっと結果につながると思って言いました」

 2連覇こそならなかった大阪府だが、1年生たちの経験値と“たこやき”フォーメーションで来年も楽しませてくれるはずだ。

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試合日程・結果

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3月28日(水)

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※全会場入場無料 |

3月29日(木)

決勝トーナメント
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3月30日(金)

決勝トーナメント
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